AIとの付き合い方

値上げの根拠は、レジの中にあります──YouTube案内・経営データ編

A AIKA 読了 約4分
値上げの根拠は、レジの中にあります──YouTube案内・経営データ編

客が減っている気がする。でも、値上げしていいのか、根拠がない。
一番売れている商品が、一番儲かっている——と、なんとなく思っている。

お店の値段と品ぞろえは、たいてい勘と度胸で決まっています。
悪いことではありません。いままで、数字で決める道具がなかったからです。

でも、材料は毎日たまっています。レジです。

レジは1回の会計ごとに、売上、会計数、客数、客単価、支払い方法まで記録しています。
その数字をAIで読むと、値段と品ぞろえを、根拠を持って決められるようになる。

私は経営支援の現場で実際にそれをやっていて、そのままYouTubeの動画にしています。
この記事は、経営データ編・2本の案内です。1本6〜7分です。

すごいのはAIではなく、レジを打ち続けた店主

先に言っておきたいことが一つあります。

ある店では、2023年からの約40ヶ月分の記録がレジの中に揃っていました。
40ヶ月分の記録が最初からそこにあって、私たちはそれを読んだだけです。

すごいのはAIではなく、毎日レジを打ち続けた店主のほうです。
あなたの店のレジにも、同じ記録が眠っています。この2本は、それを掘り出す話です。

「値上げは、度胸だと思っていた」

動画サムネイル: Claude Codeでエアレジを分析

Claude Codeでエアレジを分析|あなたはいくら値上げをするべきか、根拠が言えますか?(6:23)

「客数は減った気がする。客単価は上がってる気がする」——店主の"気がする"を、レジ40ヶ月分の数字で確かめた実例です。

読んでみると、気がするどおりでした。客単価は10.5%上がっていた。少しずつの値上げの効果とみられます。
でも客数の減りのほうが速くて、店頭の売上は3年で4%減っていた。
つまり、値上げでは客数の減少を埋めきれていない、というところまで数字で言えます。

おまけに、キャッシュレスの比率が3年で19%から34%へほぼ倍になっていたことも分かりました。すぐには現金にならない売上が増えている——資金繰りの話が、レジから出てきます。

この動画で分かるのは、「なんとなくまずい気がする」を「どこが・どれくらい・いつから」に変える読み方です。
次の値上げを度胸で決めたくない人に。

→ 文字で読むなら: 客数は減り、客単価は上がっていた(前編)

「一番売れているものが、一番儲かるとは限らない」

動画サムネイル: Claude Codeで原価表とレジを掛ける

Claude Codeで原価表とレジを掛ける|あなたの一番の売れ筋は、一番の稼ぎ頭ですか?(6:48)

売れ筋ランキングは、レジがすぐ出してくれます。
でもそれは「よく売れた順」であって、「儲かった順」ではありません。

この動画では、材料をグラム単位で積み上げた原価表と、レジの売上データを掛け合わせます。
すると、商品ごとの「1個あたりの利益」が出て、品ぞろえを勘ではなく利益で選び直せるようになります。

作っているのに儲かっていない商品、地味だけど稼いでいる商品。
並べてみると、力の入れ先が変わります。メニューや品ぞろえを見直したい人に。

→ 文字で読むなら: 売れているのに、儲かっていない(後編)

動画にはしていませんが、こんな話も

券売機のデータで、客単価1,650円という数字が出たことがあります。かけうどん400円の店で、この客単価はありえません。

正体は、券売機が「追加のボタン」を別の客として数えていたこと。数え方をAIと決め直して、客単価は980円に確定しました。そこから4店舗の分析を通して、銀行向けの事業計画書まで作っています。

この話は動画にしていないので、文字でどうぞ: レジのデータは、客の数を知らない

どちらから見るか

  • 値段のことで迷っている → 1本目(値上げの根拠)
  • メニュー・品ぞろえを見直したい → 2本目(売れ筋と稼ぎ頭)

2本続けても13分です。順番に見るなら、1本目→2本目の順で作ってあります。

チャンネルはこちらです → AIKA@AI経営パラノイド

会計ソフト・決算・融資の動画は、会計編の案内に5本まとめてあります。

※動画のナレーションはAI音声です。中身は実際の支援の記録で、守秘のため業種などの設定を変えている場合があります。

このブログについて — きれいな成功談は書きません。決算書の読み取り、レジデータの分析、銀行に出す書類づくり。AIを実際の経営の仕事に使って、うまくいったことも、AIが間違えたことも、そのまま書いています。

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