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slug: jibun-de-naosu
title: 面倒なウェブ操作はAIに任せよう
category: AIとの付き合い方
date: '2026-09-14'
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description: 通勤手当の運賃調べ、フォームへの定型入力、溜まった書類の整理。ブラウザの中で毎週消えていく時間を、いま使っているChromeのままAIに渡せます。乗り換えは要りません。実際に任せた6件と、任せない方がいい仕事、絶対にやらせない設定になっているもの、始め方10分、そして明日の朝に頼む最初の1件まで書きました。
title_noun: ウェブ操作
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「調べて、まとめて、入力する」だけの仕事に、今週も何時間か消えていく。

その手作業を、いま使っているChromeがそのまま引き受けるようになりました。

新しいブラウザに乗り換える必要はありません。ログインもブックマークも、そのままです。

ただし、任せていい仕事と、任せてはいけない仕事があります。この記事は、その線を引きます。

明日の朝、最初に頼む1件を決めて帰ってください。

![ブラウザの中に散らばった手作業に、時間が吸われている](画像/jibun-de-naosu/zu1-pasted.png)

## 「調べて、まとめて、入力する」が、あなたの時間を食っている

思い当たるものを並べます。

通勤手当を見直すので、路線と運賃を調べて表にする。
補助金の公募要領を3つ開いて、締切と上限を並べる。
見積のために、同じ商品を4つの通販サイトで比べる。
クラウドに溜まった書類を、フォルダに分ける。
申込フォームに、毎回おなじ会社名と住所を打ち込む。

どれも難しくありません。考えることもほとんどない。ただ、時間だけがかかります。

そして全部、ブラウザの中で起きています。

![思い当たる5つ。どれも難しくないが、時間だけがかかる](画像/jibun-de-naosu/zu2-lead.png)

一人でやっている以上、この時間は誰にも渡せませんでした。人を雇うほどの量ではない。外注するには細かすぎる。だから自分でやってきた。

ここが変わりました。

## いまのChromeが、あなたの代わりに手を動かす

道具の名前は Claude in Chrome です。
Chromeに入れる拡張機能で、2026年8月26日に正式版になりました。

やることは単純です。**いまあなたが開いているChromeを、AIが代わりに操作します。** ページを開いて、読んで、欄に打ち込んで、ボタンを押す。
あなたが見ている画面の中で、それが起きます。

大事なのは「いまの」Chromeだ、というところです。

似た道具を出している会社は他にもありますが、
たいてい「新しいブラウザに乗り換えてください」と言ってきます。
何種類か使い比べた人が、こう書いていました。

> AtlasやCometを使用していると、Chromeじゃないと開けないサイトがあったり、拡張機能もChromeほど使えないなどストレスを感じるところがあります。

乗り換えれば、ログインし直しです。ブックマークも、保存したパスワードも、業務で使っている拡張機能も、置いていくことになります。

Claude in Chrome は、そこに入りません。
**いま使っているChromeに拡張機能として入るので、ログイン済みのアカウントも、ブックマークも、そのままです。** 仕入先の管理画面も、いつも開いている状態のまま使えます。

![他の道具は引っ越しが要る。これはいまの窓にそのまま入る](画像/jibun-de-naosu/zu3-shigoto.png)

前提は2つだけです。

Claudeの有料契約が要ります。無料のプランでは使えません。追加料金はかかりませんが、いまの契約の使用量を消費します。

そして、Google Chrome専用です。他のブラウザやスマホには入りません。

## 2分で運賃の比較表ができた ── 実際に任せた6件

**運賃を調べて、比較表にする。** 
運賃改定の前後で通勤経路がどう変わるかを、路線情報のサイトで調べさせた人がいます。経路と時間と金額の表が、**約2分**でできました。そのまま通勤手当の再申請に使っています。

**申込フォームへの定型入力。** 
会社名、担当者名、メールアドレス、住所。毎回おなじものを打ち込んでいる、あの欄です。一回教えれば、次からは頼むだけで埋まります。

**通販サイトで、予算内に収める。** 
「予算2,000円以内で、最大個数までカートに入れて」と一文で頼んだ人がいます。商品名の表記ゆれ、在庫切れ、送料込みでいくらになるか。この3か所で「これでいいですか」と確認を挟みながら、数分でカートまで進みました。**そして決済の直前で、人に引き渡しています。** ここは後でもう一度書きます。

**クラウドに溜まった書類の整理。** 
散らかった保存先にあった書類と表、約900件を6つのフォルダに分け、重複していた50件を片付けた例があります。ずっと後回しにしていた種類の仕事です。

**未経験の広告設定を、丸ごと。** 
やったことのないネット広告のキャンペーン設定を、そのまま任せた人がいます。AIのほうが見出しの文言と予算案まで組み立てて、**2時間放っておいたら6〜7割できていた**そうです。この人は「不慣れな仕事ほど満足度が高かった」と書いています。自分に土地勘が無い分野ほど、ゼロから調べる手間が丸ごと消えるからです。

**人間用の画面しかないところから、436件を取り出す。** 
これは私の手元の話です。あるサービスに、過去の配信の告知が何年分も溜まっていました。データとして書き出す機能はありません。人が読むための画面があるだけです。そこをAIに読ませて、**436件ぶんのリンクを全部抜き出し、後から探せる台帳にしました。** 
自分でやるなら、たぶん一日仕事です。

並べてみると、共通点が見えてきます。

**手順が決まっていて、判断がほとんど要らない仕事。** 
これが、いま任せられる範囲です。

![実際に任せた6件と、その結果](画像/jibun-de-naosu/zu4-norikae.png)

## 一度やって見せれば、次はワンクリック

もう一つ、効くことがあります。

**人が手でやって見せると、その手順が記録されます。** 
次からは、同じ仕事をワンクリックで再現できます。

複数の会員サイトを回ってポイントを確認する、という作業を一度だけ手で見せた人が、翌回からは一発で終わるようになった、と書いていました。

毎週おなじ手順でやっている仕事があるなら、そこが一番効きます。一度だけ丁寧にやって見せる。それが投資になります。

![1回目は手でやって見せる。記録され、2回目からはワンクリック](画像/jibun-de-naosu/zu5-rokken.png)

## 任せない方がいい仕事も、はっきりある

ここを先に書きます。始めてから裏切られると、二度と使う気にならないからです。

**判断と創作が要る仕事は、遅いうえに粗いです。** 
ヘルプページを作らせた人の記録があります。人がやれば10分の作業に**2時間**かかり、仕上がりにも粗さが残って、結局その仕事は任せるのをやめました。

![手順が決まっている道と、判断と創作が要る道](画像/jibun-de-naosu/zu6-wan-click.png)

**確認を挟む設定にすると、遅くなります。** 
一手ごとに「こうします、いいですか」と計画を出して、承認を待つ。手でやれば3秒の操作が、30秒かかることがあります。安全と速さは、ここで取引になります。

**ログインが必要なサービスは、数日でつながりが切れます。** 
切れたまま実行すると、ログイン画面の前で止まります。

**画像の認証（ぐにゃぐにゃした文字を読ませるあれ）と、スマホに届く確認コードは突破できません。** 
これは能力の問題ではなく、やらない決まりになっています。

**ブラウザを起動して、画面に出していないと動きません。** 
裏でこっそり回しておく、という使い方はできません。パソコンを閉じたら止まります。

つまり、**見ているところでしか動かない道具**です。そういうものだと思って使えば、腹は立ちません。

![できない4つ。見ているところでしか動かない](画像/jibun-de-naosu/zu7-wakaremichi.png)

## 勝手に買わない、勝手に消さない ── 線は最初から引いてある

「ブラウザを全部触らせる」と聞いて、怖いと思った方へ。

**どう設定しても、絶対にやらないことが決まっています。**

買い物と金融取引。口座開設。クレジットカードや身分証の情報を扱うこと。ゴミ箱を空にするような、取り返しのつかない削除。これらは許可の設定に関係なく実行されません。

そして、**必ず人の確認が要る**ことが3つあります。ファイルのダウンロード、機密情報の入力、権限を与えること。

![3段の線。どう設定してもやらない／必ず人に聞く／サイトごとに許可](画像/jibun-de-naosu/zu8-dekinai.png)

サイトの種類でも線が引いてあります。アダルトと海賊版のサイトは完全に遮断されます。金融系のサイトは、その都度あなたが許可しないと入れません。

前の章で、通販の例を「決済の直前で人に引き渡した」と書きました。あれは、その人が慎重だったからではありません。**そこで止まる仕組みになっている**からです。

最後に、隠さずに書いておきます。

**ウェブページの中に、人には見えない形で悪い指示を仕込む攻撃があります。** 
AIがそれを読んで、あなたが頼んでいないことをやってしまう、という筋です。作っている会社は対策を重ねていて、いまの評価では防御を入れた状態で成功例は出ていません。ただし、**会社自身が「危険はゼロではない」と明言しています。** これは今の攻撃手口に対しての話で、手口は増え続けます。

だから、お金や個人情報が乗っている画面では使わない。これは私の運用です。

## 始め方は10分

1. **Claudeの有料契約があるか確認します。** 無料のプランでは拡張機能に入れません
2. **Chromeウェブストアで「Claude」を探して、「Chromeに追加」を押します**
3. **求められたら、Claudeのアカウントでサインインします。** ここで入れるのはClaudeのアカウントで、Chromeに紐づいているGoogleアカウントではありません
4. **Chromeの右上、パズルのピースの形をしたアイコンから、Claudeを固定します。** 毎回探さずに済みます
5. **使いたいサイトで、許可を出します。** サイトごとに「1回だけ」「いつも」「使わせない」を選べます

コマンドは一つも打ちません。

![始め方の5つ。コマンドは一つも打たない](画像/jibun-de-naosu/zu9-sen.png)

## 最初に頼む1件は「調べて、表にして」

最初の1件は、慎重に選んでください。ここで失敗すると、道具そのものを見限ることになります。

**私のおすすめは、調べて表にする仕事です。**

ログインが要らない。買い物をしない。数分で結果が出る。そして、合っているかどうかを自分の目で確かめられる。前の章で書いた落とし穴を、全部避けられます。

頼み方は、たとえばこうです。

> ◯◯から△△までの運賃を、路線情報のサイトで調べて、経路・所要時間・金額の表にしてください

いきなり全部任せず、**確認を挟む設定で始めてください。** 
一手ごとに「こうします」と出てくるので、AIが何をどう読んでいるかが見えます。この見え方が分かってから、任せる範囲を広げればいい。

![最初の1件に選ぶ条件と、そのまま使える頼み方](画像/jibun-de-naosu/zu10-hajimekata.png)

## 押したボタンはゼロだった

ここまでは、手順が決まっている仕事の話でした。では、どこまで任せられるのか。

私の手元で、一度こういうことがありました。

AIにメールを読ませる設定が、7日ごとに切れる状態になっていました。直すには、設定画面の奥に入って、スイッチを一つ変える必要がある。コマンドでは終わらない、画面を触らないと済まない仕事です。

私はこう言いました。

> 君の方で解決して、自分で開いてできることは自分でやってください。

1時間後、直っていました。**その間に私が押したボタンは、ゼロです。** AIが自分で管理画面を開いて、設定を変えて、動くところまで確かめました。

私がやったのは、途中で一度「アカウントが違うんじゃないの」と言ったこと。それだけです。

言いたいのは、AIが賢いという話ではありません。**頼み方を変えると、任せられる量が変わる**ということです。

AIは、放っておくと手順書を書いて渡してきます。丁寧で、親切で、そして作業はこちらに戻ってくる。「自分でできることは自分でやってください」の一言で、そこが動きます。

ちなみに私の記録では、この道具を使った回数は、8月の219回から9月の1,498回に増えました。変わったのは道具ではなく、頼み方のほうです。

## Claude Codeを使っている人へ

以前、AIにブラウザを触らせる道具としてPlaywrightを紹介しました。あれはターミナルにコマンドを打って入れる道具です。

Claude in Chrome は、Claude Code からもつなげます。**打つのは `/chrome` の1語だけ**です（拡張機能のバージョンが1.0.36以上、そして `/login` でサインインしている必要があります。APIキーでの利用では拡張機能につながりません）。

2本の使い分けは、こう考えると迷いません。

**Playwright は工員です。** 誰でもない新品のブラウザを立ち上げて働きます。繰り返す仕事、何度も走らせる検査、裏で回しておきたい取り込み。人格が要らない、むしろ邪魔な仕事に向いています。

**Claude in Chrome は、あなたの代わりです。** あなたとしてログインした状態で動きます。自分の権限が要る仕事、1回きりの仕事、横で見ていたい仕事。

ついでに言うと、Playwrightは台が一つしかないので、別の作業が使っていると入れません。実際、さっき書いたメールの設定を直した夜も、AIはまずPlaywrightを試して弾かれ、16秒後にClaude in Chrome に持ち替えていました。

![2本の使い分け。工員と、あなたの代わり](画像/jibun-de-naosu/zu11-saisho.png)

## 明日の朝、1件だけ

運賃でも、フォームでも、溜まった書類の整理でもかまいません。

2分で終わる1件を選んで、頼んでみてください。確認を挟む設定のまま、横で見ていてください。

そこで、**自分の仕事のどこまでを渡せるか**、線が見えます。その線は、人から教わるより、一度やってみたほうが早い。

そして、手順書を渡されそうになったら、こう言ってください。

> 自分でできることは自分でやってください
